自宅で使用している光造形3Dプリンターとそのスライサーについて【photon】
こんにちは、トーンです。
3Dプリンターとそのスライサーについて、備忘録も兼ねて紹介します。
【造形物紹介】
うちで出力しているものは、持ち手と刃の部分が取り外しできるような、FF9に登場する盗賊刀と呼ばれているもの
差し込んでも抜け落ちる感じはしないので、それなりの精度が出ていると思います。
バテン・カイトスの主人公、カラスが着けている飛翔器のようなものを出力したりしています。
【3Dプリンターについて】
Photonを使用しています。
Photon [Only Shipment to EU & CA ]
AmazonのページにはPhotonは発売時期によってマザーボードのバージョンが異なり、読み込める3Dデータの拡張子が異なると記載されていました。
うちにあるPhotonは拡張子「.pws」しか読み込まないため、V3.4.Xに該当すると思われます。
【スライサーソフトと設定について】
2段階で3Dプリンターに落とし込んでおり、サポートの設定や、印刷設定を行うために、「CHITUBOX」を使用しています。
CHITUBOXのURLはこちらになります。
印刷設定で変更している部分を紹介します。
まず、マシンの項目では、「反転(鏡像)」という項目がありますが、こちらは「LCD_mirror」にしています。
こちらを選ばないと、文字が反転して出力されましたので、同じ3Dプリンターを使用される方はLCD_mirrorを選択するのがおすすめです。
印刷の項目では、「レイヤーの高さ」、「露光時間」、「初期層の露光時間」、「上昇速度」、「リトラクト速度」を変更しています。
1項目ずつ紹介していきます。
「レイヤーの高さ」
1層で作成される層の高さの設定になります。
クリアレジンでは0.05でも出力はされますが、表面が気になるときがあり、最終的には0.04で落ち着いています。
他にも色付きレジンもあるのですが、そちらは光が通りづらいため、少しずつ作成する必要があり、0.02で設定しています。
「露光時間」
1層印刷する際に紫外線をどれぐらいの時間当てるかという設定です。
初期では8秒になっていますが、細かいところが気になっていたため、現在では9秒にしています。
こちらも色付きレジンでは設定を変えており、12秒で問題なく出力されています。
「初期層の露光時間」
土台を印刷する際の露光時間になります。
初期では30秒となっていますが、80秒にすることにより、しっかりと土台を形成されています。
こちらは色付きレジンでも80秒で問題なく出力されました。
「上昇速度」
次の層を印刷する際に金属板を上昇させる速度です。
音が気になったため、150mm/minから50mm/minにしたところ、改善されたため、静かにしたいときは変更しています。
「リトラクト速度」
次の層を印刷する際に金属板を下降させる速度です。
こちらも上昇速度に合わせ、50mm/minで音は気にならなくなりました。
以上がCHITUBOXでの設定になります。
うちのPhotonは拡張子「.photon」が読めないため、CHITUBOXでスライスしたデータでは残念ながらそのまま読み込んでくれませんでした。
そこで、「.photon」から「.pws」に変換をしてくれる「Photon Workshop」ソフトを使用しています。
「Photon Workshop」
URLはこちらになります。
使い方は、CHITUBOXでスライスしたデータを読み取り、保存する際に拡張子を「.pws」にするだけです。
恐らく他にも機能はあるソフトだと思いますが、うちでは変換するためだけに使用しています。
以上になります!
ではでは~